家を建てたらというか、住宅ローンの支払いを始めたら、確定申告が必要です。

最初の年だけは、会社勤めの方でも自分で確定申告をする必要があります。

なぜか…

『住宅ローン控除』を受けるためです！！

住宅ローン控除とは、超簡単にいうと

家を建てて、大きな金額の住宅ローンを払っているから、所得税を10年間まけたげるよ！

って制度です。

私の周りのほとんどの方は住宅ローンを利用しているので、この説明でいいかと思いますw

毎年確定申告しなきゃいけないのかよーと思いそうですが、

会社員の方は、1年目だけ自分で確定申告すれば後の9年は会社の年末調整で申告できますので、最初だけ頑張りましょう。

年末の住宅ローン残高で、控除額(まけてくれる額)が計算されます。

住宅ローン残高の1％です。

最大控除額は年間40万円まで。10年間で最大400万円まではまけてくれるのです。

だから、よく最初の10年は繰り上げ返済しないほうがいいよって言うのです。

所得税は1年間すでに払っているので、確定申告後に戻ってきます。

ただし、その場ですぐに戻ってくるのではなく、

確定申告して1ヶ月〜1ヶ月半後に届出している口座に振り込まれます。

手続きが完了したら税務署からハガキがきます。

住宅ローン残高の1％が20万円だとしても、自分の払っている所得税が10万円だったら…

払っている10万円までしか控除されません。

浮いた10万円は貰えるのか…というともらえません。

あくまでも、控除して貰えるのは自分が払っている金額までです。

そうすると所得が低い人は損ちゃう気がしますよね。

なので、所得税で控除しきれなかった分は翌年の住民税を控除してもらえます。

住民税は、その年の年収で翌年の税額が決まるので、そこから減税される。

控除される金額分は、所得税のように戻って来るのではなくて、払う金額から引いてくれるということ。(最大136500円まで)

例えば、翌年の住民税が16万円だとしたら、控除額の10万円引いて6万円だけが請求されるということ。

(気になる方はご自分で計算してみてください！→住宅ローン減税計算)

ここで、「住宅ローン控除分を繰り上げ返済のために貯金したい」と思っている方に気をつけていただきたい点が。

所得税は、お金が戻って来るので金額もわかりやすく貯金もしやすいのですが、

住民税は、減税されるので給与が「なんかいつもよりちょっと多いな〜」と感じるだけなのです。

そう、「今月、残業頑張ったのかな」「なんかいつもより多いから嬉しい♪」と思って

使っちゃう可能性が大なのです！！

知らないうちに使っちゃうのです。危険なのです。

なので、住宅ローン控除を受けている間は、給与明細や住民税の通知書をしっかり見て差額を確認することをおおすすめします。

お金が戻って来るとありがたみを感じますが、減税だとありがたみが感じにくいのです。

払っているつもりで、しっかり貯めれたら、10年後にしっかり繰り上げ返済できると思いますので、頑張ってください。

あ、もし、家建てて住宅ローン払っているのに手続き忘れてるー！！って人がいたら、

5年間は遡って申請できますので、お近くの税務署に相談に行ってくださいね。

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