子供のお金の教育ってどうなんでしょう。
昔と今の大きな違い
昭和49年生まれの私です。
子供はいませんが、同年代の子持ちの友達といろいろ話したりします。
「私たちの子供の時とは全く違うからね」とよく聞きます。
生まれた時から、当たり前にネット環境があり、スマホやTVゲームは特別なものではなく。
見たいものはリアルタイムでTVで見るのではなく、録画やYouTubeでまとめて見るのも当たり前。
学校の授業でタブレットも当たり前。
漢字が読めるけど書けない子が増えているらしい。
字が綺麗に書ける子も少なくなってきているとか。
外で遊ぶ子は少ないし、外で遊ばないから身体能力が昔よりかなり低くなっているとか。
外で遊ばないから免疫力も低くなっているとかいないとか。
子供たちだけで自転車で遊びまわっているとか、公園で遊んでいるとか、田んぼで虫取りとかして遊んでいるとか、見なくなったなーと感じてます。
環境も世の中の治安も私が子供の頃とは全然違うから、その変化が良いところもあれば、仕方ないなと残念なところもあるなと思うのです。
お金の環境も変わった
昔は、現金がメイン。貯金は銀行。
ネット銀行もなければ、電子マネーもない。
今の子供達は、現金の他に電子マネーもあれば、
ネットでの買い物も当たり前、ゲームの課金もボタン一つ。
電話も無料でかけれるから、電話代がかかるから早く電話を切りなさいと怒られたこともなければ、小さい頃から親の見てないところで友達とのやり取りもできる。
親の携帯でゲームしてて勝手に課金してて、うん万円の請求きて怒ったという話は聞くけど。
今の子供は、いろんなことが当たり前なんだと思うのです。
一緒に生活している親が、スマホで買い物して荷物が家に届く。お金払っているところは見えない。
欲しいものはスマホで買えて、家に届いて、お金は払わないんだと思っていてもおかしくない。
間違った、いらなくなったら、売ってお金に替えて新しいものを買えばいいと思っている。
人にもらったから&買ってもらったから大事にするということは、どこで学ぶんだろう。
嫌でも使う、もったいないから取っておく、そんな経験をしないで大人になるんだろうか。
見えないお金のことをどう教えていかないといけないのか。
「お金を大事にする」ということは、どう伝わっているのだろう。
「お金」という目に見えるものを大事にとは、
きちんと財布に入れるということではない。
「お金」を投げないことでもない。
見えるお金も、見えないお金も、「大事に使う」ということが大切で。
「大事に使う」とは、自分にとって価値あるものに使うということ。
「価値」があるかないかをわかってないうちは、大事に使うことはできないのではないか。
何が価値なのかは、経験して後から「あの使い方は価値があった」とわかることかもしれない。
お金を好きに使わせるのも大事だけど、使い方について家庭で話すことも大事。
親が価値のある使い方をしているのを見せるのも大事だと思う。
仕事をしている姿を見せることが大事なように、お金の管理をしているのを見せるのも大事だと思う。
昔と違って、夫婦共働きで、昔よりも子供との時間が少なくなっている現代では、その姿を見せることも難しくなっているのではないかと思う。
学校でのお金の教育がやっと最近始まってきている。
が、もっと実生活にリンクするような内容での教育が広まったらいいのにと思う。
お金は大事です。家計管理をしないといけない。借金をすると返済が大変です。小学生に教えるようなことではなく、お金を稼ぐと引かれる税金の仕組みとか、借金の仕組みと怖さとか。保証人になって財産を失った人の話とか。
私たち大人は、お金のことを学んでいない。
だから子供に学ばせたいと思う。
でも子供だけではなく、一緒に大人も学ばないといけないと思うのです。
私たちはもう遅いから…ではなく、
子供のために「子供と一緒に」学ぶ必要があると思うのです。